ほっかいどう若者応援プロジェクトの軌跡

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ほっかいどう若者応援プロジェクト 設立の趣旨

 ほっかいどう若者応援プロジェクトは、ほっかいどうで学ぶ若者が安心して学び・生活ができるよう支援することをプロジェクトの目標として2021年1月に設立しました。
 
 この活動を広く社会に紹介しながら、北海道や地元自治体の後援と企業・団体の協力をいただき、本事業を通じて北海道で学び暮らす学生を支援することにより、若者の地元定着や道内企業の人材確保等の課題解決につなげ、人口減少時代における持続可能な地域社会の構築に寄与していきたいとの思いで今日まで活動に取り組んできました。

支援の背景 ~2020年。新型コロナウイルス感染拡大による学生の現状

 2020年からの新型コロナウイルス感染拡大で、学生は「暮らし」「学び」「コミュニティ」の3つの危機に直面しました。中でも、アルバイトで修学費用や生活費を工面している学生は、大幅な収入の減少により授業料等の支払いに窮し、退学を考えている学生も少なくありませんでした。さらに、就職面でも、説明会や面接のキャンセル、内定が取れないといった悲痛な声が上がっており、多くの学生が進路・就職への不安を抱えていました。
 コロナ禍においても修学が継続できるよう、文科省や学生支援機構、各大学や地方自治体による支援策が講じられてきていますが、支援内容や対象学生は限られています。また、道内には52の国・公・私立の大学・短大があり、多数の地方や道外出身者が学んでいますが、新型コロナ感染症拡大によって、一人暮らしの学生が、経済的理由で学びと生活を諦めることがないよう、継続的な支援が求められました。

おもな事業内容 ・2021~22年「食の支援」を実施!

【食の支援事業】
・一人暮らしの学生に主食の米をベースに、缶詰など日持ちする食材をセットに配付しました。
・食材支援と併せて、学校生活・一般生活・アルバイト雇用関係などの困り事に対し、相談先情報をまとめた冊子等を配付しました。


【配付方法・時期】
 配付方法(学生への周知・配付場所・時期)は各大学生協との相談による実施を柱に、地域での取り組みをもとに、各大学と相談の上、実施を判断しました。

【学生への配付…食の支援】
 「ほっかいどう若者応援プロジェクト」のスタートアップとなった「食の支援」第1弾の取り組みでは、2021年2月9~10日に北海道大学において、一人暮らしの自宅外生を対象に1,000セットを用意し配付しました。

 同年4月23日より7月21日まで行われた「食の支援」第2弾は、道内19大学24キャンパス、約8,400名の学生に食料や日用品を届け、支援の輪を広げました。


食の支援「第1弾」「第2弾」の取り組み


 同年10月15日から12月23日までの間の「食の支援」〈第3弾〉では、道内16大学21キャンパス、約6,000名の学生の皆さんへお届けしました。


食の支援「第3弾」の取り組み


 2022年に入り新たな支援の取り組みとして、困窮学生への支援に活用していただけるよう、米や食料品・日用品と相談資料をセットにし、希望した道内8大学、札幌市就業サポートセンター学生サポートデスク、札幌留学生交流センターへ約1,800名の寄贈を進め、【第4弾】として各組織での「食の支援」につなげていただきました。

食の支援「第4弾」の取り組み

 この「食の支援」によって、2021年の第1弾から2022年の第4弾まで、総計1万6000人を超える学生を支援することができました。

個人・企業・団体からの寄付が大きな力に

 ほっかいどう若者応援プロジェクトによる「食の支援」事業は、多くの個人・企業・団体の皆様からの多大なる寄付をもって実施することができました。

寄付金
 総  額  32,943,728円
       うち、企業・団体 29,420,728円
          個   人  3,523,000円
 寄付件数  532件
       うち、企業・団体 379件 
          個  人  153件
 物資支援  24個人・企業・団体

協賛・寄付者のご紹介 


改めて皆さまの温かいお力に感謝申し上げます。

ほっかいどう若者応援プロジェクト 当時の実施主体、役員構成、後援

【構  成】
連合北海道、北海道労働者福祉協議会、北海道生活協同組合連合会、
大学生協事業連合北海道地区

【共同代表】
杉山元(連合北海道会長)、出村良平(道労福協理事長)、麻田信二(道生協連会長)
【役員構成】

構成4団体より選出
【後  援】
北海道、札幌市、釧路市、小樽市、北見市、室蘭市、帯広市、旭川市、函館市、江別市、
名寄市、
岩見沢市
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