新型コロナウイルス感染拡大に伴い、学生は今、「暮らし」「学び」「コミュニティ」の3つの危機に直面しています。中でも、アルバイトで修学費用や生活費を工面している学生は、大幅な収入の減少により授業料等の支払いに窮し、退学を考えている学生も少なくありません。さらに、就職面でも、説明会や面接のキャンセル、内定が取れないといった悲痛な声が上がっており、多くの学生が進路・就職への不安を抱えています。
コロナ禍においても修学が継続できるよう、文科省や学生支援機構、各大学や地方自治体による支援策が講じられていますが、支援内容や対象学生は限られています。また、道内には52の国・公・私立の大学・短大があり、多数の地方や道外出身者が学んでいますが、新型コロナ感染症の終息の見通しが立たない中、一人暮らしの学生が、経済的理由で学びと生活を諦めることがないよう、継続的な支援が求められています。